みなさんが「陰キャ(=内向型)」と聞くと、どのような人をイメージするでしょうか?
「口数が少ない」「ひとりが好き」「コミュニケーションが苦手」「静かな人」など。
なんだかネガティブな意味合いを含んでいる気がする。
もちろん、口数が少なくて控えめな「陰キャ」もいますが、実は人と話すことが好きな「陰キャ」もいます。初対面の人と話したり、大勢の前で臨機応変に話したりするのが苦手なだけで、社交的な「陰キャ」もいます。
つまり、「陰キャ」=「静かな人」というわけではないのです。
「陰キャ(=内向型)」と「陽キャ(=外向型)」のちがい
「内向型」について、井上ゆかりさん 著『世界一やさしい内向型の教科書』(世界文化社)では、「内向型=静かな時間を求める人」と表現されています。普段から「自分は内向型だが静かな人間ではない。」と感じていたsuisuiは、この表現を聞いて心の底から納得しました。
また、ある研究ではこのように説明されていました。「生物学的には、内向型ー外向型のちがいは、脳の新皮質の特定領域における覚醒レベルの違いだと考えられている。つまり、外向型の人は普段の覚醒レベルが低く、内向型の人は高い状態にある。」(『自分の価値を最大にする ハーバードの心理学講義』大和書房刊 参照)
いいパフォーマンスをするためには、ほどよい緊張と適度な覚醒レベルが理想です。
われわれ「内向型=陰キャ」はその覚醒レベルが高いのが標準であるため、少しの刺激でも心拍数が上昇し、不快に感じやすい。逆に、「外向型=陽キャ」は覚醒レベルが低いのが標準であるため、刺激が多いほど覚醒レベルが上がり、調子が良くなります。
「陰キャ」に必要な大事なこと
「陰キャ」は刺激に敏感
われわれ「陰キャ」の共通点は、「陽キャ」にとってはなんて事のない状況や環境にストレスを感じやすい傾向があることです。人が多く集まる満員電車や商業施設、都心の真ん中など、刺激が増えすぎると心身ともに疲れて余裕がなくなってしまいます。
覚醒レベルを適切に保つためには、外から受ける刺激の内容や量をうまく調整する必要があるのです。
「静かな時間」は必要不可欠
また、受けた刺激を「静かな時間」で回復することも重要です。
「陽キャ」の中にも「ひとりの時間が好き」という人はいると思いますが、「陰キャ」にとっては「静かな時間が取れないと倒れてしまう!」くらいなくてはならないもの。
似ているようですが、意味が全然違います。
しかし、この違いはなかなか周囲の理解を得られません。また、われわれ「陰キャ」自身もなんとなく違いを感じてはいるものの、きちんと理解せずに自己否定に陥っていることがよくあります。
われわれ「陰キャ」が自分らしくいるために大切なのは、刺激をうまく調整しつつ「静かな時間」を十分に取り、心身ともに平穏を確保することだと思うのです。
「陰キャ(=内向型)」と「陽キャ(=外向型)」のちがいは、「求めている時間の使い方」のちがいであり、本来はどちらがいいとか、悪いとか評価できるものではない。
「陰キャ」にとって「静かな時間」は、取れないと倒れてしまうくらい、なくてはならない大切なもの。確保できれば、心穏やかに元気に過ごせる。
suisuiにとって大切な「ひとり時間」
「ひとり時間」は取っていい、むしろ取るべき
suisuiも「ひとり時間」を取らないとすぐつぶれてしまいます。
以前はこんなことをよく悩んでいました。
- 「人よりも体力がないから人込みですぐ疲れるんだ」
- 「人とかかわることに慣れなきゃいけない」
- 「人とまともに付き合う余裕がないなんて、なんてダメな人間なんだ」など
しかし、「陰キャ(=内向型)」とはこういうものなんだと学んだことで、いい意味で諦められて心が軽くなったのを覚えています。
脳の違いなんだから仕方ない。
努力が足りないとか、そういう事じゃないんだ。
刺激過多な状況はきつい
また、suisuiは基本3人以上の会話が苦手です。
会社の飲み会も最近になって、やっと断る勇気が持ててきました。
それまでは、行きたくもない大勢での飲み会で、興味もない浅い内容の会話に混ざり、周りから逸脱しないように必死に愛想笑いをしていました。
そして、終わった後は廃人と化し、1日費やしても疲労感がぬぐえず何もする気が起きない。
「人生において、なんて無駄な時間なんだろう!家でテレビゲームしていた方が何倍も価値を感じられる時間じゃないか!」
でも、周りと空気を合わせないと嫌われる・・・。そう思っていました。
確かにいい顔はされません。
今でも時折「付き合いが悪いことへの根拠のない罪悪感」がこみ上げてきます。しかし、周りに付き合うことで自分の目標に近づくわけでもないし、将来を保証してくれるわけでもないのです。
「どうでもいいか!」マインドを思い出し、ひとり時間を大切にしています。
「陰キャ(=内向型)は静かな時間を求める人」。
「陰キャ」にとっての「ひとり時間」は、「取れないと倒れてしまうくらい」なくてはならないもの。
みなさんは「ひとり時間」を十分に確保していますか?
自分のために意識して「静かな時間」を取ってあげてくださいね。
コメント