今回は、suisuiが先日
奇跡的に出会ったある動画についてお話ししたいと思います。
ズバリ!「ゲームをしてきた時間が無駄だったのでは」という意見に対して、
しっかりと言語化し、答えて下さっている動画なのです。

suisuiの”人生のテーマ”の1つです!
その動画を見たときは、とても感動しました。
では、行ってみましょう!
出会った動画って?
だれの動画?
今回ご紹介させていただくお話しは、
元陸上選手の「為末 大さん」のYouTube動画のお話しです。
興味のある方は、下記のチャンネルからアクセスしてみてください!
わかりやすく、かつためになるお話しばっかりです♪
結論から言うと・・・
為末さんのお考えでは、「無駄ではない、応用できる」とのこと。
以前から、
「陰キャ(=内向型)が他人と交流をもたず、
1人でもくもくとやるゲームの時間は何の利益ももたらさない」
という意見に口すっぱく反論してきたsuisuiですが、
意見だけ言ったとしてもやはり説得力に欠けますよね。
しっかりと言語化して下さった詳細を、早速お話ししたいと思います!
ゲームって無駄じゃないの?
(注:以下、主に為末さんのご意見を紹介しております。)
好きなことをやって、それが将来につながるのか?
ある方のご意見がテーマにあがっていた動画でした。
学生時代に対戦ゲームにハマって、1日5時間も6時間もプレイしていた。
システム解析、精度を高め、戦術を構築し、おしみなく努力をしていた。
もちろん、楽しかったので努力などとは思わない。
その一方で、学業の時間は間違いなく削られていた。
結果、対戦ゲームの全国大会にまで行くことができたが、
その先にはなにもなかった。お金ももらえない。
果たしてこれがいいことだったのか、悪いことだったのか、今でも自問自答している。
楽しむのも大事だが、そもそもそれが将来の収入につがるのかどうかは運ではないか?
世の中、収入がついてくる持続可能な夢というのはそう多くない。
ゲームで強くなりたいという夢は努力で叶ったが、
持続可能ではなく消えてしまうものだった。

そう思ってしまう気持ち、
suisuiにもとてもよくわかります!
「好きなこと、楽しいこと」はギャンブル!?
前提として。
”社会的な成功や収入、職業に繋がる”という
リターンに対しての「好きなことをやろう。楽しいことをやろう。」は、
人生においてギャンブル的な要素が絶対にある。
好きなこと、楽しいことをやろうと思っている人は
そういう意味で、ギャンブルをするという認識である必要がある。
「楽しむということ」とは?
その前提で、「楽しむということ」をかんがえてみる。
ゲームは非常によくできていて、どうやって人を楽しませるか、を
かんがえつくして作られている。
なぜなら、それが一番根幹の価値なので。
エンターテイメントは、だいたいのものがそう。
非常に無理せず人が楽しめる構造になっている。
=楽しまされる状態に容易に入りこむ、ということ。
なぜなら、人を楽しませるために、非常にうまく設計されているから。
スポーツもちょっとにている。ハマる人は、ハマる。
なぜなら、ハマるように設計しているから。
エンターテイメント、娯楽であるから。
だからみんな楽しむ。
一方で、生活を楽しむというのは大変。
なぜなら、別にこちらに対して楽しむように設計されていないから。
たとえば、山に入って楽しむ。
これも設計されていないもの。
なので、世の中には「ある程度、人工的に楽しむように設計されている世界」と
「全然設計されていない世界」というのがある。
楽しむように設計されている方が、ややルールや秩序だっていて、
もう一方はカオスである。
「楽しんでいるのか」「楽しまされているのか」
人はこれのどれかをするのだが、
まず、「楽しんでいるのか」、「楽しまされているのか」の境目はとても重要である。
本当に微妙なのだが、これを意識しておくことは、とても大切。
楽しみやすくなっている状況で楽しんでいるのか、
楽しみにくいものを楽しんでいるのか。
まず、自覚的である必要がある。
カオスを楽しめる人って?
カオス(全然設計されていない世界)の方はようするに、
自然な環境とか、設計されていないということになっていく。
こっちを楽しむ人間というのは、起業したり仕事をしたり、
自然環境に入るってこと自体を楽しめる人間になっているわけである。
それを考えていくとじつは、「楽しいことをやりなさい」と呼んでいるものは
もう少し細かく説明できる。
孔子の言葉に
「これを知るものはこれを好むもの如かず。
これを好むものはこれを楽しむものに如かず。」というものがある。
”知っているより好きな人の方がうまくなれる。
好きな人より楽しむ人の方がうまくなれる。”ということ。
「好き」と「楽しむ」のちがいって?
好きと楽しむはちかい。
何がちがうのかというと、
・「好き」は対象物。
・「楽しむ」は姿勢。やっていることを楽しむということ。
好きと楽しむはつながることが多い。
好きなことをやっていると楽しいから。
楽しいことやってて楽しめるのは好きだから。大体つながる。
”楽しむことが大事”の本質
一方で、あまり好きじゃないことも楽しめるのではないか?
つまり「楽しむことが大事」と言っている意味は、「好きなことをやる」とは少し違っていて、
『やっていることを楽しむように、自分を仕向けていける
ような技術を手に入れる。
そういう精神状態を手に入れることが大事』
という意味。
これが”楽しむことが大事”の本質である。
そういう意味において、
「好きなことだけやりましょう」というのはギャンブル的要素があるんだけど、
「楽しみましょう」というのは、楽しむ力を手に入れれば
ある意味全方位的に自分の人生が充実するのではないか?
何かにハマれるようになるのではないか?ということ。
それが楽しむ力。
どうやったら楽しめるの?
一方で、いきなりそれをできるかというと、できないわけである。
この「楽しむ力」、「楽しむことを知っている人間」ってどういう人間かというと
やっぱり過去に好きなことにハマった人間だと思う。
好きなことにグーっとハマっていって、
あの時のワクワクした楽しむって気持ち。
でもきっと、やっていく中でうまくいかないこともあったと思う。
そして、その時にもちょっと立て直したり色々やったんだと思う。
たしかに対象の魅力はつよかった。
つよかったので自分が引きつけられたんだけれども、
そのプロセスのなかで、仮に対象がなかったとしても
自分自身をモチベートしたり、面白がらせたり、
ある枠組みを設けて楽しむようにしたりってやったと思う。
今日はこうやってやってみようじゃないか、
もしかしたらこうやった方がうまくいくんじゃないかとか。
このプロセスの中に自分自身を楽しませに行き、没頭させに行く何かがあるんじゃないかと思う。
これは応用可能。その他の世界に。
まとめ
整理すると。
好きなことがある→楽しむ、という関係があり、
自分が楽しむ力を手に入れると応用可能である。
でも、いきなりそれは覚えられないので、
やっぱり何か好きなことでハマる、このプロセスの中に
物事を深くしゃぶりつくように楽しむような感覚があり、
これはその他の世界にも応用可能じゃないか、とかんがえる。
人生どのルートを選ぶ?
ある意味で、学業をつんで学び、成果を得て、いい大学やいい学校を出ると
就職などやり易い、収入が高くなりやすい。
そのルートがあるが、ゲームにハマることによってそこがうまく積み上げられなかった。
トレードオフなところがある。
そっちの方が安定的。
なぜなら、パターンが決まっているから。こうやったらこうでこうで。
大体年収の予測ができたり職業の幅も決まっている。
安定した感じ。
しかし、思ったより世の中にはいろんな生き方をしている人がいる。
世界を見渡しても。
アメリカでもフリーランスの人は25~30%くらいいると思う。
自分の人生、どうする?
世の中に無数に職業があるなかの
ほんの一部分のほんの一点だけしか経験できないで、人生はおわるんだろう。短い。
陸上、ものを書く、あと1つくらいやったら大体人生おわり。
それって世の中にある無数の職業や経験に対して
スペシフィック(限定的)な話だと思う。
みんなそういうものだろう。
ないものねだりで、大企業に入った方も大企業という人生以外知らずに人生終えていくという。
「なるほど!私の人生はこっちだったか。この人生で掘り下げると何だろうな?」
というふうに、みんなだいたいそれをやるしかない。
人の人生を生きることはできないので。
基本的に、人生って可能性が狭まっていくってことだと思う。
正確には可能性は狭まるけれども、人生は深まっていくもの。
今日、ここにいる場所から「自分の興味を持っている方向でやってみるか」という
この条件の方に狭まっていく。こっちでいくか!と。
なるほど自分の人生は、35歳まで陸上をした人生なんだと。
じゃあ、これから使えるコマで人生掘ってみるか!
みたいなかんじなんじゃないかと思う。
以上が、今回紹介する動画の内容でございました。

為末さんの言葉は
とてもわかりやすかったですね!
さいごに
この動画をふまえ、「ゲームが無駄ではない」ということが
また1つ説明できたのではないかと思います!
ゲームによる影響に関しての研究データなどはまだ少なく、
やっと少しずつ世界にでてきたような状態です(昔と見解が変わったり)。
なので、はっりきとした答えがないのが現状なのですが。
しかし、今回「為末さん」のお話を伺って、suisuiの長年の自問自答に
1つの区切りがついたように感じました。
同じように自問自答していた人の励みや答えになることを祈っております。
そして、これからもゲームの素晴らしいところ、学びがあるところを
紹介していけたらと思っておりまーす!
下記のおまけは、最近の「ゲームの影響に関する研究」の1つです。
ぜひご覧くださいませ。
おまけ 「ゲームをしたらいいことあった!」の研究
2024年8月に
「ゲームは精神的な幸福度にいい影響を与える」という研究が日本で発表されました!
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
ゲームは精神的な幸福度にいい影響を与えることが日本の研究で判明 – GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20240824-game-improve-mental-health/
もちろん、ゲームのネガティブな影響がまったくないとは言えません。
ですが、ネガティブな影響をはるかに上回るポジティブな影響について
みなさんに知って欲しいと思っています。

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